またまた「怒り」を読む
先日、久々に「怒り」を読んだ。
吉田修一の本。
私はこの本、映画を定期的に読んだり
観たりしている。
自分の言葉では表現できない魅力を
ずっと感じているんだけど、
人を信じる 己を感じる ということに
フォーカスされたストーリーだと私は思ってる。
小説や映画に魅力を感じるのは、
日常生活、自分の人間関係上では、
相手の気持ちや感じを
リアルタイムでそのまま知れないのに対して
本や映画だと、それを客観的にそのまま知れる、
視ることができるのが面白いなあっていつも思う。
先日、好きな人が収監された。
それは出会う前から決まっていたことで、
私はその出来事に対してどうこう言える立場ではないからあえてここではそれを言及しない。
会えなくなる1日前、
笑顔で送って って言われたけど、
寂しいのと複雑な気持ちで
強がってしまって、
期待せんで と想いや感情とは裏腹に
正反対なことをしてしまった。
今 と 前 しか見えてない人に、
過去 や 感情、不満をぶちまけた。
どうしたらいいの?
どうしたいの?
どんな時も正しい問いが返ってくる。
最終的に全部笑い飛ばして、
全部自分にプラスに変えていく力がある。
弱音を吐けないだけ。なのか吐かないだけ。なのか
わたしには一つの理解もできなかった。
怒り 「信じる」「素直」
信じたい、信じてほしい、裏切り
信じていたから許せなかった。
怒りは何度読んでも刺さる。
なるみにとっての幸せって何?
なるみの好きな人は誰?
なるみにとっての生き甲斐とは?
誰の為なら頑張れた?
そして頑張れるの?
それが答えだから。って
本当にそう思った。
自分が例えば自分の迷路で迷ったとしても
自分を信じてくれる人はいるんだなって、
正しい道に導いてくれる人が、
自分にはいるって気付けてよかった。
こういった繋がりをずっと大事にしようと思う。